KIDSダイアリー

- 甘えと甘やかし
Q.現在四歳六か月になる上の娘は、一歳ごろから遊んでとか、本読んでとか、私にくっついて離れませんでした。
どこまで子どもの望みにこたえてあげていいものか、迷っている部分がありましたから、要求に応じなかったこと
が多かったと反省しています。今からでも間に合うでしょうか?A.結論から言うと、まだ十分間に合います。
子どもが望んだことは、満たしてあげても大丈夫です。子どもは、自分でできないからそうしてほしいというので
はなく、気持ちを満たしてほしいから、そういっているのです。子どもの望んでいることを聞いてあげたからとい
って、自分でできることも、できない子になってしまうなんてことはありません。子どもは、抱っこして、おんぶ
して、食べさせてほしいなどと、いつまでも言うわけではありませんから、子どもが望んでいる間は、望んだとお
りにしてあげても大丈夫です。お母さんに頼めば、たいていのことはいつでもやってくれるということが、子ども
の中に十分に伝われば、そのあとは自分でどんどんやりはじめますよ。だから、それまでは安心して子どもの望ん
でいることを満たしてあげてください。本来、子どもというのは、なんでも自分で自立して行動したがっているの
です。子どもたちは、失敗したり、イライラしながらも、自分一人で何かかができたとき、はじめて充実した気持
ちを味わうものなのです。こどもが望んでいないことを、やりすぎるということではなくて、子どもが望んでいる
ことを、望んでいるとおりにやってあげれば大丈夫なんです。ただ、なんでも望みどおりといって「モノ」を買い
与えることとは違います。これは甘やかしになります。
- 2021/04/07
- コロナ禍の今、私たちに求められること
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令和3年度がスタートしました!
昨年度は、新型コロナウイルス感染症のため、この得体のしれないウイルスを「もらっちゃいけない」「うつしち
ゃいけない」ということで、ほとんどの行事を中止または縮小せざる負えませんでした。
マスク着用を余儀なくされ、人と人との距離を保たなければならない。
「ほんとにやっかいなウイルス」
子どものために一番いいことをしたいと思っているのに、それが実現しずらい。
だけど、子どもたちが保育園に来てくれる以上、あれもこれもできないなんて言ってられない。
「できない」を「できる」へ変えていこう。
今までと同じでなくてもいい。方法を変えれば、「できる」へ変えられる。
一番変えなければいけないのは、いまままで当たり前だと思って過ごしてきた私たちの先入観。
それでも子どもたちは、楽しんでるように見える。それが唯一の救い?
もっと頭を柔軟にして、ピンチをチャンスに変える力。考える力。想像力。
今一番、私たち保育者に求められていること。
先の事ばかり考えるのはいったんやめにして、今目の前にいる子どもたちとしっかり向き合っていこう。
- 2021/04/06
- 「先生トイレ行ってくるけん」
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今日は誕生会。職員の出し物で鬼が出てくる劇をした後のことだった。
「先生、トイレ…」と年長児のはるが言ってきた。「いいよ、いちいち先生に言わなくても自分が行きたくなった
ら行ってえんで」と伝えた。しばらくしてまたみると、同じ場所にH児が突っ立っている。
「なにやっとん?はるくんおしっこもれるで!」
と言った矢先のこと。はるが下を向いたかと思うとズボンがみるみる濡れていくのが見えた。
「えっ!!」はるのそばに行って、みんなには聞こえないように「おしっこ出た?」と聞くと小さくうなづいた。
“あーしまった…”
はるはトイレに行くことをただ伝えたかったのではなくて、
”先生トイレ行きたいから一緒についてきて!!“って心の中で叫んでいたんだ。
一人でトイレに行ける人はわざわざトイレに行くことなんか伝えない。
保育者「はるくん、ごめんなさい」曇り顔だったはるの顔が少しほころんだ。
※名前は仮名です
- 2021/03/30
- 秋の遠足の行き先は!
- 11月13日(金)
秋の遠足へ行ってきました。
バスに乗っていく予定でしたが、新型コロナウイルス感染症が流行り始め、行き先を急遽変更。
さて、その行き先は………田熊にある八幡神社!!
ここならバスを利用する必要もなく、歩いていくことができ、密も避けられるからです。
この八幡神社、実は国指定の重要民俗資料として、回り舞台があり、市指定文化財の名をなしている由緒あるとこ
ろなのだそうです。
神社は高台にあり、そこへたどりつくには急こう配の坂道を上り、最後に心臓破りの階段がまちうけています。
先頭はあお組。難なく上っていく姿を見ながら、みどり組、もも組がついて登ります。
いよいよ最後の難関、階段前までたどりつくと、一歩一歩階段をしっかりと踏みしめてみんな上がることができま
した。みくびっていたのは大人のほうで、途中休憩も許してもらえませんでした笑
子どもたちは目の前にある拝殿をみつけるやいなや、手を合わしお参りをしました。
「コロナがいなくなりますように…」
子どもたちの願いが、神様に届きますように……
バスにのって遠出しなくても、
地域を散策しながらの秋の遠足、十分楽しめました キラリ★
- 2020/11/21
- ヒハナニデケス!?
- 津山消防署の方がパンフレットを園に持ってきてくださいました。
遠足で出かけようとしていたところに出くわし、園舎前の駐車場に止まっている消防車に園児は大興奮!!
大きなキラキラと赤く光る消防車をまじまじと見たかと思うと
「これは何?」「どうやって使うの?」と子どもたちからの質問責めが始まりました。
消防士さんは一つひとつ丁寧に受け答えをしてくださいました。
「これはじょうろ?じょうろはないん?」
この質問には消防士さんもさすがに苦笑されていました。
どさくさにまぎれて商社の前で記念撮影 パシャ!!
お忙しいところ、津山市消防署の消防士の方、ありがとうございました。
「大きくなったら僕消防士になりたい」そんな声も聞こえたきましたよ。
- 2020/11/17
- 予告!!
- 今年の絵画展は新型コロナウイルス感染症のために、残念ながら中止となりました。
が、場所は変われど、広野保育園では園内に展示しての絵画展を決行しまーす!!
絵は年長児の絵を展示します。写真展は0歳から年長児までの写真を展示します。
今年度の写真のテーマは、「子どもスクープ」
子どもたちの園生活の写真を週刊誌の表表紙風にアレンジして展示します。
思わず「プッ」と吹き出してしまいそうなかわいらしい写真が盛りだくさんです1!
11月24日(火)より展示しますので、どうぞお楽しみに~♪ - 2020/11/10
- 行事の開催
- 久しぶりの更新になります。
今年に入って「新型コロナウイルス」の流行で園生活にも影響を及ぼしています。
今年度に入ってすぐに出された「緊急事態宣言」を受け、従来の入園式を縮小という形になってしまいました。
6月の初めには予定していた「小運動会」を延期し、6月下旬に開催しました。しかし、入園式と同様に縮小の形となり、年長児の保護者のみ観覧(3密を避けるため)をとらせていただきました。縮小ではありましたが、子どもたちは全力で取り組み、「挑戦」「意欲」を見せてくれました。
10月には「運動会」を予定していますが、「新型コロナウイルス」への対策や状況を見て従来の運動会が出来るかどうかは正直わかりませんが、「運動会」が予定通りできることを願っています。そして、小運動会をばねにさらにこどもたちの「挑戦」「意欲」につなげていきたいと思います。 - 2020/08/18
- よもぎもちを作るの巻
- 今日は年長児がよもぎもちを作りました!!
餅つき機の中でもち米とよもぎが混ざると
「先生、なんか白に碧が混ざっていっとる」
「まる~くなってきよる!」
「サッカーボールみたい」
「違うんで、これは地球で!」
「宇宙になっていっとるんじゃない!?」
「よもぎブラックホールに吸い込まれるぅ~」
子どもの想像力は無限大…
このあとおいしくよもぎもちをいただきました。
「おいしすぎてほっぺたがとろけるぅ~」
自然に感謝!ごちそうさまでした\(^o^)/ - 2020/04/15
- 3時のおやつはかき氷屋さんごっこ
- 昨日のおやつは子どもたちが大好きなかき氷屋さんでした。順番にならんでいればもらえるのですがどうも物足りない。
”よし!今日はかき氷屋さんにしよう”
「いらっしゃいませーいらっしゃいませー!今日のかき氷は300円になります。100円玉の数に限りがありますので、あお組さんは100円玉を使わないようにお願いします」
つまり、あお組は50円玉と10円玉で300円の買い物をしなければなりません。
遠くの方から「300円いるんだって!」「お金とりにいこうや!」などの声が聞こえてきます。
お金はもちろん現金ではなく画用紙で作った手作りのお金です。
かき氷や差の前はアッとの言う間に長蛇の列ができました。
「はい、300円ちょうどいただきます。毎度ありです!!」
嬉しそうにかき氷を手にして部屋へともどっていくもも組(年少児)とみどり組(年中児)
一番困ったのはあお組です。
「50円玉2枚で100えんじゃろ…あと一枚50円で…300円?とりあえず並んでみる!!」
長い長い順番を待ってやっと自分の番が回ってきました。
「いらっしゃいませー!えーっと50円玉が1,2,3枚で150円ですね。こちらのかき氷は300円です。お客さんお金が足りません」
再度出直しです。
「いらっしゃいませー!10円ばかりにしたんだね。かぞえてみるよ。10、20、30…280.280円?あれ!お金が足りませんよ」
またまた出直しです。でもあお組(年長児)の子どもたちはへこたれません。
だってかき氷の為ですから(笑)こちらも、最後まで自分の力でやりとげて大きな達成感を味わってほしい…そんな願いから心を鬼にしました。
Sくんは、4回目にしてやっと300円を払ってかき氷を買うことが出来ました。
「毎度あり!!ちょうどいただきます」Sくんは大きく息を吸い込んだ後に「やったー!!」と何度も飛び跳ねて喜びました。その姿は目にやきついて離れませんね。
生活・遊びの中に教育をもっていく。これが幼児教育であると考えています。今回も必要感を感じ意欲的にチャレンジする姿を見ることが出来ました。生活・遊びをとおして、たくさんの学びが得られる機会をこれからも作っていきたいと思います。
あお組のこどもたちよ!! これからもたくさんの試練を乗り越えて たくましくあれ!!
- 2019/08/22