KIDSダイアリー

乳幼児期の「生活」「遊び」ってどんなことなんだろう

この時期に大切にしておきたいことを子育てコラムや実際の保育実践の中で学んだことなど載せていたきたいと思います

ぜひ子育てにおける一助として役立てていただければ幸いです
Q.失敗するとすぐにあきらめてします。どうすればいいですか?
A.小さな「できた!」を増やすことが子どもの自信や意欲につながります
 
大人にとっては一見簡単な動作も子どもには複雑な動きの連続で、うまくいかない、取り組めないことがあります。例えば三輪車の場合、もう2歳なら乗れるだろうと思っていても、まだ2歳の子どもにとっては右左を交互に上げ下げすることは至難の業です。もちろん個人差はありますが。
「こっちの足をペダルにのせてこぐだけでしょ!」「やればできるからやってごらん!」と伝えたところで、その時点で」できないことを望んでもまだまだ本にとっては難しいことなのです。しつこく言いすぎると、せっかく三輪車に関心が向いていたのに、乗ることをあきらめてしまうでしょう。「(ペダルに足をこげていなくても)ここまで頑張って乗れてこれたね」と認めます。周りのお子さんを見ると、「あれもこれも皆でできている」と焦りそうになりますが、一つひとつ、一歩一歩でいいんです。子どもが今頑張れている課題があれば、それ意外のことは大目に見てあげてもいいでしょう。成功体験を増やして。褒められる認められるチャンスを作ることが子どもの自信につながり大事なことです。そんなときには、課題の過程や量、動きや茶道工程を細かく分けて、達成しやすいようにスモールステップにしてあげると「できた!」を具痩せます。例えば縄跳びの練習は「その場で跳ぶ」「縄をまわす」を別々にします。そして「縄を回しながらまたぐ」「一回だけ跳ぶ」‥と、細かく課題を分けることで、複雑な動きもできるようになります。三輪車、縄跳び、跳び箱、製作‥。また、遊びの中で気づいたことや発見したことでもいいと思います。なんでも小さなステップから、一つひとつやっていき、その都度ほめていきます。課題をしぼって、なるべく一つひとつ「できた!」を実感してから、次のステップに登れるように、こちらもハードルをさげてあげると、ちょっぴり不器用な子にも、だんだんと自信をつけてあげることができます。できているところ、頑張れているところにフォーカスし、一つひとつ褒めて認めることで、自信や意欲を持つことができるでしょう。
2024/01/26
甘えと甘やかし

Q.現在四歳六か月になる上の娘は、一歳ごろから遊んでとか、本読んでとか、私にくっついて離れませんでした。

どこまで子どもの望みにこたえてあげていいものか、迷っている部分がありましたから、要求に応じなかったこと

が多かったと反省しています。今からでも間に合うでしょうか?A.結論から言うと、まだ十分間に合います。



子どもが望んだことは、満たしてあげても大丈夫です。子どもは、自分でできないからそうしてほしいというので

 

はなく、気持ちを満たしてほしいから、そういっているのです。子どもの望んでいることを聞いてあげたからとい

 

って、自分でできることも、できない子になってしまうなんてことはありません。子どもは、抱っこして、おんぶ

 

して、食べさせてほしいなどと、いつまでも言うわけではありませんから、子どもが望んでいる間は、望んだとお

 

りにしてあげても大丈夫です。お母さんに頼めば、たいていのことはいつでもやってくれるということが、子ども

 

の中に十分に伝われば、そのあとは自分でどんどんやりはじめますよ。だから、それまでは安心して子どもの望ん

 

でいることを満たしてあげてください。本来、子どもというのは、なんでも自分で自立して行動したがっているの

 

です。子どもたちは、失敗したり、イライラしながらも、自分一人で何かかができたとき、はじめて充実した気持

 

ちを味わうものなのです。こどもが望んでいないことを、やりすぎるということではなくて、子どもが望んでいる

 

ことを、望んでいるとおりにやってあげれば大丈夫なんです。ただ、なんでも望みどおりといって「モノ」を買い

 

与えることとは違います。これは甘やかしになります。
 

2021/04/07
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